マツダ連続殺傷事件初公判 ~全国TVネットでの「集団ストーカー」への言及
その第一審初公判が2月26日に開始されたが、引寺容疑者は9人目以降の犯行を否定している。
そして、その供述についての報道では終に全国版TV局報道でも「集団ストーカー」という言葉が使用されたことは大きな話題となる。
容疑者の言葉としても、この連続殺傷事件の行為に及んだ原因としてのマツダ社内での「集団ストーカー」への言及は非常に大きな意味を持つ。
組織的な犯罪行為が社会に存在し、その影響で実際の凶悪な犯行に結びつく要因との供述であり、全国放送で報道される事の影響、社会的な浸透は絶大なものと考えられ、今後の本事案の訴訟のみならず類似の犯罪、各地での集団ストーカー犯罪被害者の訴訟にも影響は必至である。
[高画質で再生]
マツダ12人殺傷、起訴内容を一部否認 -
大手新聞各社は状況の表面的な説明に徹し、集団ストーカーや社員による嫌がらせについての記述は見られず、裁判の状況を記述するに留まるが、地方紙である中國新聞とスポーツニッポンには嫌がらせの要因についての記述が見られるので紹介したい。
■ 被告「ストーカー行為原因」[中國新聞 2012年1月26日]
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暴走車に12人が相次いではねられた無差別殺傷事件から1年7カ月余り。広島地裁で26日始まった裁判員裁判の初公判で、マツダ元期間社員の引寺(ひきじ)利明被告(44)は「マツダ従業員の集団ストーカー行為が事件の原因」と、持論を展開した。事件の真相は明らかになるのか―。約3週間にわたる長期審理が始まった。
午前10時前、口ひげを生やした引寺被告は、上下黒のジャージー姿で入廷。罪状認否では「8人目の犯行まで覚えているが、9人目以降は記憶にない」などとはっきりとした口調で述べた。
男性4人、女性2人で構成する裁判員は、引寺被告を真剣な表情で見つめながら審理に臨んだ。
社会に大きな衝撃を与えた事件だけに、市民の関心も高い。開廷前の地裁には、28枚の傍聴券を求めて464人が集まった。広島市中区の元マツダ社員男性(70)は「職場にどんな不満があり、残虐な犯行につながったのか。本人の口から聞いてみたい」と話した。
マツダ広報本部は「厳正な司法判断が下されると信じている。今後の裁判の推移を重大な関心をもって見守りたい」とのコメントを出した。
【写真説明】マツダ工場暴走事件の裁判員裁判で、初公判の傍聴券を求めて広島地裁に並ぶ人たち=26日午前8時40分(撮影・井上貴博)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・[引用終了]
■ マツダ殺傷 引寺被告「9人目からは覚えていない」[日刊スポーツ 2012年2月27日]
この記事には容疑者の具体的な言動の記述がみられ、裁判の場の状況を知る事ができる。
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広島県のマツダ工場で乗用車が暴走し1人が死亡、11人が負傷した無差別殺傷事件で、殺人や殺人未遂などの罪に問われた元期間従業員引寺利明被告(44)は26日、広島地裁(伊名波宏仁裁判長)で開かれた裁判員裁判の初公判で「8人目までは認めるが、9人目からは覚えていない。覚えていないことを認めるわけにはいかない」と主張した。
死亡したマツダ社員浜田博志さん=当時(39)=は11人目に車に衝突した。弁護側は「当時は心神喪失で責任能力はない」と無罪を主張した。
また「同僚のストーカー行為がなければ、この事件は起こしちゃおらん」と主張。途中で裁判員に突然「裁判員に心構えを説きたい」と切り出し「素人なりに考えて」などと言い放った。死亡した浜田さんの両親はうつむいて口を押さえ、表情をこわばらせた。
また引寺被告が最初に車を衝突させたとされる50代の男性社員が証言を終えると、引寺被告は突然発言を求め「わしの顔を見て直接言いたいことはないのか。わしなら“死ねや”と言うぞ」と叫び、裁判長からいさめられる場面もあった。
判決は3月9日。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・[引用終了]
この「集団ストーカー」発言は開廷から約20分が経過していた時点で、慌てた弁護側は引寺被告の主張を確認するため休憩したと伝えられている。
妙な事に、弁護側は容疑者の語る主題であるマツダ社内での一連の嫌がらせ行為については否定し、「心神喪失状態で刑事責任能力はなかった」との説明で弁護の姿勢を崩さない。被告はその部分が譲れないポイントである事を現在に至るまで覆(くつがえ)してはいない。社会に知られるべきはその様な事実が存在し、動機に結びついている事を語る事無しに同様の悲惨な犯罪の再発も原因究明も不可能である事を理解すべきである。
検察側は本人の犯行に対しては精神鑑定等からも判断能力があるとはしているが、犯行の原因について「被害妄想」、本人の供述は思い込みによるものとしている点も集団ストーカー犯罪が主因との供述を迂回するものであり、弁護側共々、原因究明の偏向姿勢、情報操作とも受け取られる判断傾向を示している。
今回の裁判員裁判では8割近い辞退者の存在も異例である。また、28枚の傍聴券に対し、464名の人が集まり、如何にこの事件に対しての社会での関心が高いかを示している。
前述の様に、この判決は衆目に晒され、関心も高く、事件の被害者・遺族は元よりマツダ従業員の真相究明の悲願も重要なテーマであり、裁判自体の合理性、真理の追究姿勢が問われている事に関係者、裁判官、裁判員、弁護士、検察、マスメディアは十分に留意すべきである。
従って、容疑者の主張する原因、「集団ストーカー」問題の究明に対しての今後の裁判での被告の発言、状況への説明は非常に注目されるものとなる。
公判は18回行われ、3月9日に判決が言い渡される。
【連絡】
◆ 「大阪被害者の会」は「関西被害者の会」に名称編成を変えて活動を開始します。
関西被害者の会 第一回大阪街宣
日時:1月29日(日) 13:00~
場所:JR大阪駅周辺
集合:午後12:30 JR大阪駅中央口、のぼり旗が目印
詳細は「関西被害者の会 1・29 大阪街宣」を参照下さい。
◆ 1月25日に長崎被害者の会では長崎駅で街宣を予定しています。当日は議員との面会の可能性もあります。
日時:1月25日(水) AM11:00~
集合場所: JR長崎駅改札口
プラカードの用意をお願いします。
詳細は「第3回長崎街宣のお知らせ」を参照下さい。
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集団薄知者
警察の責任逃れ
そうなると当然責任を取らされる人間が出てくるが、自らこの男のためにそんな貧乏くじを引くような誠実な真人間が警察にいるわけがなく事件後も男の訴えに対する捜査はほとんどまともに行われなかった。
全て悪いのはこの男という話にしてしまい反論の余地も与えず刑務所送りにして社会的に抹殺して隠蔽した